K-TUNES RACING

2019 Rd.1 PreviewK-tunes Racingの地元・岡山で
いよいよ2019シーズンが開幕

SUPER GTの2019シーズン開幕が、いよいよ4月13日(土)~14日(日)に迫っている。そのステージは岡山国際サーキット。岡山トヨペットとK-tunes Racingにとって地元開催であり、ホームコースからのスタートとなる。

2勝を挙げた2018シーズンは、シリーズランキング6位を獲得。2年目となる2019シーズンはチャンピオン争いを優位に展開するためにも、ウエイトハンデがゼロとなる開幕戦で上位入賞を狙いたいところだ。
チームは、2018シーズンを戦った影山正彦監督と新田守男選手に、新たに阪口晴南選手が加入。19歳の若手、事実上のプロドライバーとしてのデビューとなるニューフェイスだが、カートから始まったモータースポーツの実績は十分。GTマシンはもちろん、ツーリングカーをドライブするのは初めてだが、それでもテストでは安定した走りを見せながら、着実に成長を続けている。単に速く走るだけでなく、マシンのコンディションを維持させながら、最後までタイムを維持することが求められる耐久レースのノウハウは、ともに3度のチャンピオンに輝いた影山正彦監督と新田守男選手から伝授されている。
K-tunes Racingの雰囲気は、若い阪口晴南選手の加入により、さらに明るくなっている。

だがホームコースとはいえ、K-tunes Racingが使用するLEXUS RC F GT3にとっては、残念ながら開幕戦はマッチしたコースではない。岡山国際サーキットはタイトなコーナーが多く、そこからの立ち上がりが重要なコースレイアウトになっていて、重量級のGT3マシンには厳しいコースなのだ。つまりマザーシャーシを使用する軽量なJAF-GTマシンが有利であり、GT3マシンの中ではミッドシップのマシンが優勢となる。
それでも3月に行われた公式テストで、新田守男選手が好タイムを叩き出し、1日目は2番手、2日目はトップタイムを記録。あくまでテストのラップタイムなので、それをそのまま鵜呑みにすることはできないが、それでも不利を跳ね返すチャンスが来る可能性もある。2018シーズンでは予選Q2へ進出を果たし6位。ライバルたちと戦える速さを見せているが、2019シーズンはどうなるだろうか?

決勝が行われる4月14日(日)、岡山トヨペットは全店舗が臨時休業となり、全社員が岡山国際サーキットへと応援に駆けつける。単なるレースという競技だけではなく、サーキット全体が地元とともに盛り上がるモータースポーツをコアとしたお祭りを、地元チームとしてアシストする。K-tunes Racingのファンのみならず、ぜひ岡山国際サーキットへ足を運んでもらいたい。
今シーズンのSUPER GT開幕戦『2019 AUTOBACS SUPER GT Round1 OKAYAMA GT 300km RACE』は、岡山国際サーキットで4月13日(土)予選、4月14日(日)決勝が行われる。