K-TUNES RACING

2024 Rd.1 Preview地元・岡山からの シーズン開幕戦
スタートダッシュが決まるか??

SUPER GT 2024シリーズが、いよいよ開幕戦を迎える。K-tunes Racingにとっては、7回目の開幕戦ということになる。

マシンはLEXUS RC F GT3で変わらず、ドライバーの新田守男選手&高木真一選手のゴールデンコンビは再結成以来3シーズン目ということになる。彼らをリードする影山正彦監督も不変だ。
今シーズンは予選方式やレース距離などでレギュレーションの変更があった。詳しくは『2024年シーズン プレビュー』を見て欲しいのだが、結局重要になるのがタイヤだ。より高い耐久性が求められるだけに、いかに性能を保持したまま耐久性を向上できるか?? 各タイヤメーカーはさまざまな検証をし、タイヤ開発をしてきたに違いない。
K-tunes Racingは2020年からダンロップタイヤとタッグを組み、タイヤ開発を進めてきた。当初はマシンとのマッチングが上手くいかず、同じような重量のGT-Rとの差が大きかったが、それを着実に改善してきた。5年目のダンロップタイヤがどのように機能してくれるか、注目して欲しい。

タイヤがカギを握るのはどのチームも同じだ。しかも岡山、富士と開幕前の公式テストはいずれも雨に祟られて、スリックタイヤの十分なテストはできていない。そうなると十分なデータのないまま決勝レースに臨むことになり、混乱が起きやすい。となれば多くの場数をこなして来た経験値の高いベテランのゴールデンコンビ、新田守男選手&高木真一選手が上手く混乱を処理する可能性は高く、そのアドバンテージが好結果につながるかもしれない。

そういえば昨年の開幕戦は、とても混乱したレースだった。
雨の予選でタイミング良くQ1を突破したものの、乾いていくQ2の路面にはマッチせずに予選14位。翌日の決勝レースも、スタート直後に雨が降り始め、やがて豪雨に。さらには雨はスッと止んでしまったことで、タイヤ交換やドライバー交代のタイミングが難しく、レース全体が混乱した状況に。追い上げを狙った後半も再びの降雨、さらには雷雨で、赤旗中断。58周でレース終了、14位となった。
サーキットに来場していただいたファンの皆さんは、冷たい雨を浴び、雷も発生し、しかもレースは途中で終了という、記憶に残る1日になったのではないかと思う。今年の開幕戦は、春晴れの中、クリアなレースを楽しんでもらいたいと思うのだが、天気ばかりはどうすることもできない。
今回のレースは300km。つまり例年と同じ距離ということだ。それでも予選システムは新しいので、タイヤマネージメントは重要になる。
7年目の開幕戦で、幸先の良いスタートダッシュを決めることができるのか?? 地元ファンの皆さんは、もし可能であれば岡山国際サーキットで生のSUPER GTを観戦してもらいたい。


(過去データ)
K-tunes Racing 岡山大会 戦績

2023年 第1戦 OKAYAMA GT 300km RACE
2022年4月15日(土)〜16日(日) 岡山国際サーキット
ドライバー 新田守男選手 / 高木真一選手
公式予選 Q1 A組2位 Q2 14位
決勝レース 14位 58Laps 優勝した#18に対して1Lap遅れ

2022年 第1戦 公式予選 Q2 2位 決勝レース 27位
2021年 第1戦 公式予選 Q2 7位 決勝レース 6位
2020年 開催中止
2019年 第1戦 公式予選 Q2 2位 決勝レース 優勝
2018年 第1戦 公式予選 Q2 6位 決勝レース 14位